■退職金の相場はあるの?


東京労働局が平成20年12月に行った調査によると、退職金を支給している企業のモデル退職金(通常に学校を卒業してすぐ入社した者が、普通の能力と成績で勤務した場合に、当該事業所の退職金規程のもとで、どの程度の退職金が支給されるかを算出したもの)は、高校卒で55歳、勤続37年で9,848,000円、定年退職時で11,301,000円、大学卒では、55歳、勤続33 年で10,261,000円、定年退職時で12,250,000円となっています。

公務員となると、もう少し退職金の相場として高くなるようで、平均2,000万円〜3,000万円とも言われていますが、自治体によってかなり開きがあります。また、こうした統計データも、各調査期間によって、数値には結構開きがあります。退職金は、法的に義務付けられていないので、会社ごとに退職金に関する規定も異なります。中には退職金を支給しないところも、中小企業では多いものです。このため、一概に、退職金の相場はいくらくらい?といっても、なかなか把握しにくいものです。

5年間一生懸命働いたが、都合で退職することになったものの、退職金は5万円しかもらえなかった、というような話もよく聞きます。退職金を支給しない会社でも、退職時、会社側からの気持ちで、餞別としていくらかでも払ってもらえれば良い方、ともいわれます。たとえ退職金がゼロでも、就業規則で定められていなければ、法的にはどうしようもないのが現実です。

退職金は、勤続年数と役職によって金額が異なってきます。一般的に、退職金の算出方法としては、基本給×退職金係数(会社によって異なる)×勤続年数。このようになります。退職金係数は会社ごとで異なるので、退職金の制度がはっきり社内規定で定められているなら、退職時、社内規定で確認すると良いでしょう。退職金が規定と大きくかけ離れているなら、会社と交渉することになります。

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